コーヒーって豆と粉両方売ってるけど、初心者だから粉で良いかな?…でも、豆のほうがいいの?どっちがいいの????
こんな疑問に答えます。
初めてだとは迷いますよね。お店で粉にしてもらったほうが、楽っちゃ楽ですから。
ですが結論、豆1択です。理由は味と香りと賞味期限。詳しくは科学の視点を交えて解説しますね。
コーヒー豆とコーヒー粉の違い
違いは表面積。分かりやすくいうと、空気への触れやすさ。空気に触れやすいほど、酸化というものがおきます。つまり、コーヒーの香味成分が酸素と化学反応するってこと。
豆と粉だと、粉のほうが空気にたくさん触れるので、成分がより変化しやすいんです。
化学反応して香味成分が違う物質へ変化する⇒味が変わる=不味くなる。
こんな感じ。
もう少しかみ砕きましょう
割る前の卵と溶き卵をイメージしてください。どちらが長持ちしそうですか?
100人中100人が割る前の卵だと思いますよね。そのとおりで、割る前の卵のほうが、圧倒的に長持ちです。理由は、酸素と触れてないから。
コーヒーも基本的には同じ。挽いちゃうと、酸素に触れるので、すぐに味が落ちていくんですよ。(卵と違い、すぐに腐ることは無いですが)
コーヒーを豆で買うべき理由は、こんな理由からなんです。
粉で買っても良い時とは
それはすぐに飲みきる時。例えば、以下のような場面。
- お客さんが来るから、昨日買った粉を1袋全部使う。
- ちょっと良いコーヒーを100g買ってきて週末に家族で飲みきる
開封後すぐに使いきるなら、粉で買ってもOK。反対に、開封後しばらく保存するかも?って人は豆で買うべし。
これを覚えておきましょう。
買うならコーヒー豆1択な理由
さっき粉でも良いって言ったじゃん。。
実は別の理由があります。
豆で買うべき最大の理由は、挽いたときに香りが広がるから。
香り成分って、コーヒーの内側に詰まってるんです。繰り返しになりますが、コーヒーの粉は空気にたくさん触れてます。その分、香りも抜けやすいんですよね。
粉で買うと、はじめは良い香りでも、後々微妙になっていくのは、香り成分が抜けているから。
豆のまま買っておけば、挽く度に香りが広がります。香りを長く楽しめるのは、豆だけなんですよ。
「スペシャルティコーヒー」は香りで価値を決めています。しかも、香り高いコーヒーほど価値が高い。
粉で買うということは、一番価値のある成分を買うということ。もったいないですよね。
とはいえ、豆で買ったら挽くの難しいんじゃ、、って思った人は、【初心者向け】コーヒーミル(グラインダー)の選び方とは【原理も解説】という記事を参考にしてみてください。
初心者でも分かるように原理も解説してます。
ミルがひとつあるだけで、あなたの家で飲むコーヒーの価値はグッとあがりますよ。
まとめ
コーヒーを買うなら、豆一択。理由は鮮度と香りが長持ちするから。
これからの人生、コーヒーと長く付き合うなら、豆で始めましょう。あなたの生活がグッと豊かになりますよ!
では。