本記事の内容
職業のジャンルとしてはホワイト、ただし捉え方次第(人によって)ではグレー。
どうも、おるなけです。
就職活動の際、何かにつけて気になるのが「働きやすさ」。
働き方改革が推進される昨今においては、最も重要視するべきことなのではないでしょうか。
人生の一部を捧げる会社生活だからこそ、その会社のホワイト度(ブラック度)が働く前に知っておきたいことかなと思います。
そこで今回は、化学メーカーの研究開発職について、ホワイトかどうか?ということに焦点を当て、メーカー技術者ならではの視点からお伝えしようと思います。
化学メーカーへ就職・転職を考えている方の参考になれば幸いです。
化学メーカーが何をしているか
これまでの記事で概要を説明していますので、そちらをご参考ください。
まとめると、化学メーカーは世の中の当たり前をつくっていると言えます。
化学メーカー研究開発職のホワイト度(ブラック度)は?
ホワイト度を考えるために、まずは、ホワイト度というパラメーターをもう少し細分化してみましょう。
ホワイト度
┃
┣━労働環境(働きやすさ)
┃
┣━ 帰る時間
┃
┗━有給休暇の取りやすさ
この3つの項目について、研究開発職の実情をそれぞれ記載したいと思います。
※評価基準
◎⇒とても良い
○⇒良い
△⇒少し悪い
× ⇒悪い
労働環境(働きやすさ)
実験と化学が好きなら◎
いろんな人を巻き込む(利用する)のが苦手なら△
理由
研究開発職の仕事内容
- ターゲットとなる材料を作るためのラボスケール検討
- 試作品のサンプルワークをおこなうための展示会への参加
- 顧客からのフィードバックに基づく改良検討
- 製品にする(工場スケールで作る)ための検討、そのための原価計算や設備の考案 等々
ラボで実験する以外にも仕事は多岐に渡ります。
勿論、すべて一人でやるわけではなく、製造部門や販売(営業)部門と連携しながら開発を進めていきます。
帰る時間
研究に近い研究開発職△
製品を扱う開発職◯
他の業種よりは◎
理由
短期的な納期というものが多くないため、納期に追われることは基本的にありません。
そのため、年末、月末、月初が忙しい等の概念がありません。
しかし、開発スケジュールが厳しく設定された場合、この限りではありません。
さらに、化学というものは、実験と検証に時間がかかることが多いです。(反応に数時間、検証に数日、数ヶ月)
この前提があるため、お客様からも無理な注文(明日までに!等)はほとんどありません。
その分出来ることが限られてくるため、研究開発職には一日をより無駄なく使うことが求められます。
その中でも、研究に近い研究開発職ほど自分たちの開発が律速となるため、残業が多くなる傾向にあります。
一方製品を扱う部署は顧客要望の対応が主となるため、案件の緊急度によって帰宅時間に波があります。
また、化学(実験)は安全に行うことが前提としてあるため、夜中まで残る(=不安全)ことはほとんどないです。
有給休暇の取りやすさ
他の業種と比べても研究開発職は◎
理由
中長期的な目標に沿って進めることが多いからです。
短期的なスケジュールを組むことはあっても、最終的な目標(製品化)は中長期的になります。
つまり、急なスケジュール変更がないため、時間の調整がしやすい=有給休暇を取りやすいと言えます。
まとめ
改めて研究開発職とは
- 仕事の大部分は実験(一人)。ただし、基本的に複数人(他部門)で物事を進めることが必要。
- 研究に近い研究開発職ほど帰宅時間は遅い。製品を扱う開発職は波がある。
- 業種的には早く帰りやすい。
- スケジュール調整のしやすさから、有給休暇は取りやすい。
いかがだったでしょうか?
イメージと一致する部分、異なる部分あったかと思います。
いずれにせよ、化学(実験)が好きなら是非就いてほしい職種かなと思います。
化学メーカーの研究開発職に興味のあるかたのお役にたてれば、幸いです。
では。
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