料理嫌いの妻に料理をしてもらうにはどうすればいいんだ?
本記事ではそんな方の疑問に答えます。
紹介する5つのSTEPで、奥さまは必ず料理をしてくれるようになります。
どうも、おるなけです。
毎日の生活で欠かせないこと、それは「食事」です。
口にするすべてものは、私たちの血となり肉となる。
だからこそ毎日のご飯は美味しくいただきたいですよね?
そのためには、毎日の料理を工夫する必要があります。同じものばかり食べてられません。
一方、私の妻は結婚当初、料理を全くやっていませんでした。理由は、上手に作れないから。
無論、私も独り暮らし時代に少し自炊した程度。
なんと、結婚当初から夫婦どちらも料理ができない状況だったのです。
しかもフルタイムの共働き。はじめは自炊しないという選択肢もありました。
でもやっぱり、家で作ったご飯をたべたい。
そんな私たち夫婦がどのような経緯で料理をするようになったか。
特に、料理が全くできなかった妻がなぜ料理ができるようになったか。
今回は料理をしない妻が料理をするようになるために必要なことを、5つのSTEPに分けて紹介します。
要約すると、妻に料理をしてほしければ、夫自らが料理に興味をもつことが何より重要だということです。
STEP1. 自分(旦那)が料理に興味を持つ
相手に何かを求めるなら、まず自分が相手に何を与えられるか。
女性のみが料理をすることについて、どれだけの奥さまが「フェア」だと感じていることでしょう?
料理嫌いの女性は、仮に自分だけが料理をすることになった場合、明らかに不公平と感じると思います。
嫌いな料理を、女性の自分だけがやる?
ありえんだろ、と。
一方で食事をとるのは、妻と夫(場合によって子供や親もですが、今回は割愛します)。
男が料理したらダメなんて法律はありません。
料理についての知識は妻・夫が同じくらい知っておくのがフェアであり、合理的です。
また、料理が嫌いな人は、そもそも料理自体に興味がない。
だったら興味をもってもらうのが、料理をしてもらうための一番の近道ですよね?
人にだけ興味を持てというのは、所詮無理な話。
少なくとも自分が料理に興味を持ち、その魅力を妻と共有すること。
それこそが合理的な考え方です。
では、どうやって興味を持つか。
さあ、料理に興味をもってください!どうぞ!って言ってもだれも興味もちませんよね。
私も料理に興味持てといわれても、持てないタイプです。
そんな私が強制的に料理に興味をもつように自分に仕掛けたこと。
それは人間の3大欲求のひとつ、「食欲」を刺激する方法です。
食欲がもっとも出るのは、会社から帰るとき。
私はその時間を利用して、クラシルを見ながら食べたいものを片っ端からお気に入りにいれてました。
帰りの電車でクラシル見ながら帰るサラリーマン、ほとんどいないんじゃないでしょうか。
時には料理本を本屋であさり、良さそうなものを物色しておりました。
そして、クラシルで見つけた動画、良さそうな料理本情報を妻に共有することを心がけていました。
情報の共有によって、美味しそうな手作り料理が世の中に溢れているという情報を知ってもらう。
そして、一緒においしいものを食べよう(料理をしよう)という意思を行動で示す。
これが、料理嫌いの妻が料理自体に興味を持ってもらうきっかけになったのかなと思います。
料理嫌いの妻に料理をしてほしい、興味をもってほしい。
そう感じるなら夫自らが料理というジャンルに飛び込む。
それがもっともシンプルかつ最適な方法だということです。
STEP2. 味の本質の理解
味を決めるのは素材じゃなくて調味料。だから調味料にこだわるべし。
そのへんのスーパーマーケットで買ってきた食材。野菜、肉、魚、色々あるとは思いますが、そのまま焼いて食べることはどれくらいあるでしょう?
もちろん、蒸し野菜、焼き肉、焼き魚などは素材の味が活きてくる料理かも知れません。
ただ、ほとんどすべての料理は調味料の掛け合わせで成り立っているのが実情。
和風おろしハンバーグと、デミグラスソースの煮込みハンバーグ。味は全然違いますよね?
STEP1.で妻が料理に興味を持ってもらったとします。
ただ、興味があっても料理ができるわけではありません。
次に大切なのは、料理は調味料で味が決まる。
だったら調味料選びが大事だよ?ということを理解してもらうということです。
調味料で味が変わることを理解することは、料理の幅が広がることに繋がります。
同じ食材でも調味料次第で味付けを無限に変えられますから。
そのために、何でもいいから愛着のある好きな調味料を見つけてみましょう。
誰しも、好きな味付けというものがあると思います。
料理は、好きな味に近いほど満足度がグッと上がるはず。
調味料へのこだわりは精神的にも良い方向へ働くはずです。
我が家の場合は、ポン酢、花椒、七味にこだわってます(普通のスーパーに売ってないやつです)。
ポン酢に関してはこだわり過ぎて、かれこれ数年同じものを買っていません。
新しい味を探すのは、とても楽しい、この感覚が料理をし続けるためにも大切なんです。
STEP3. 完璧を目指さない
料理を作ることがしんどそうなら、料理に力を入れすぎている証拠。
すぐに妻をいたわるべし。
料理に興味が出てきて、調味料もこだわって来た。
次に必ず訪れるのは、料理に気合いを入れすぎてしまうこと。
あれもこれもやってみたい、そんな気持ちになってくると思います。
私自信、料理をするなかで通ってきた道ですので、よくわかります。
では、気合いを入れすぎるとどうなるか。
心が疲れてきて、作るのがしんどくなってきます。まるで納期に追われた仕事のように。
すると、せっかくやっていた料理を少しずつ作らなくなる、といったことに繋がってしまいます。
気合いが入りすぎる原因はいくつか考えられます。
- 一からすべてを作ろうとしてしまっている
- 全部美味しく作りたい欲が強すぎる
- 品数を増やすために、短時間でこなす料理量が自分のキャパを越えた(飲食のバイト状態)
こんなところかと思います。
妻が料理を作っていてしんどそうだと思ったあなた。
いたわりましょう。とにかくいたわりましょう。
そうでなければ、奥さまは料理嫌いに逆戻りです。
たまには冷凍食品でもいいんです。cook doでいいんです。
食品メーカーの作るものは、あり得ない人数の大人がめちゃくちゃ思考錯誤してできた逸品です。
そんなの、旨いに決まってる。
少々お値段が高かろうが、活用しない手はありません。
手抜きを積極的にすることが、料理を継続するためには必要不可欠。
そして手抜きだろうがなんだろうが、料理をしてくれている妻をいたわりましょう。
我が家では、夫である私が料理を作ることが妻をいたわることに繋がっています。(と信じています)
妻が辛いときは、夫が手をさしのべる。当たり前のことですよね。
STEP4. 料理は細分化するとすべてルーティン作業
切る、茹でる、煮る、焼く、混ぜる。特別なことはしない。料理は作業別にやることが決まっている。
料理が苦手な人は、料理=複雑というイメージがあるのではと思います。
しかし複雑なものというのは、細分化することでその本質が見えてきます。
じゃあ料理の本質とはなにか。
料理は食材を切って、調味料混ぜたりして、煮るなり焼くなりするだけ。
サラダなんか、ちぎって皿にのせるだけなんてこともあります。
あれ、簡単じゃね?
私たちに求められることは、超一流のシェフの技術を習得することではなく、家で食べるご飯を作ることですよね?
切り方の技術とか、焼き方の技術とか、そんなのはじめから意識する必要はないんです。
先程も書きましたが、完璧を目指す必要はありません。
まずは、切るなり焼くなりをやってみて、その作業自体になれる。
失敗しても別に致命的なことにはなりませんから、とにかくやってみる。
それぞれの作業をひとつずつ着実にこなすためには、回数を重ねることが一番の近道。
それこそが、最終的においしい料理という「アウトプット」に繋がります。
我が家の場合、まずは妻に食材を切ることだけをお願いしていました。
(焼くなどの調理は夫である私が担当)
そこから徐々に他の作業を担当してもらい、最終的に妻自ら料理をしてくれるようになりました。
それぞれの作業(切る、茹でる、煮る、焼く、混ぜる)がルーティンだと理解できれば、料理自体がルーティン化します。
そうなれば、料理を作るハードルがグッと下がるはず。
この領域に達すれば、料理嫌いだった妻も、料理をすることを「苦と思わない」ようになるでしょう。
STEP5. 料理=再現性実験
料理は化学(実験)である。実験は再現がとれて始めて成功と言える。
だから、必ず既存のレシピを活用すべし。
化学の世界では、たまたまうまくいったことは基本的に受け入れられません。2回やって同じ結果が得られて初めて実験成功と言えます。
料理の場合はどうか?化学反応が介在している時点で、控えめに言って化学実験そのものです。
(お肉なんかのタンパク質を焼くとき、そのものが変質して色が変わりますよね?その現象がメイラード反応という名前がついているレベルですから)
つまり、料理の場合も化学と同じく、再現がとれるかどうかを考えることが大切。
何となく調味料を混ぜて同じものを作るという発想では、再現がとれません。
この手法が使えるのは、料理上級者のみ。
初心者が決して真似してはいけないのです。
繰り返しますが、料理が苦手な人に必要なことは、再現がとれる料理を作ること。
だからこそ、活用するべきなのが既存のレシピ。
なぜなら、既存のレシピ(クラシル、クックパッド、料理本)はすでに何十、何百回と作られたレシピだからです。
既存のレシピは、そもそも再現がとれている料理なんです。
初心者にできるのは、そのレシピを完全にコピーすること。それこそが、おいしい料理を作ることに繋がるんです。
いろんなレシピを完コピしていると、ある時おいしい料理とそうでもない料理があることに気がつきます。
それがわかれば、しめたもの。
あとはおいしい料理になるレシピだけを作り続けたらいいんです。
この人のレシピはおいしい、といった具合に。
我が家の場合、妻・夫共に料理初心者でした。
そのため、かれこれ1年以上、既存のレシピをレシピ通りに作ることをすべての料理で実施しています。
料理が苦手な奥さんの場合も同じ。既存のレシピをレシピに書いてある手順通りに作ってもらう。
それこそが、再現のとれる料理を作ることにつながるんです。
一番簡単なのはカレー。
ためしに、市販のカレールウの裏面に書いてある食材をその通り買ってきて、
裏面に書いてある指示通りに切り、指示通りの分量で煮込んでみてください。
絶対うまいカレーになります。
しかも、何回作っても同じくおいしくなります。
水の量や具材の量を指示通り作れば、しゃばしゃばになることは絶対にあり得ません。
また、レシピ通りに作る際には分量が大切になります、キッチンスケール(デジタルがおすすめ)を必ず使用しましょう。
アレンジは、レシピを見ずにできるようになってから。これを肝に命じましょう。
さいごに
料理嫌いな妻に料理をしてもらえるためにとった行動・考え方をご紹介しました。
お陰さまで、私の妻は料理を苦ともなんとも思わずできるようになっています。
(知らず知らずのうちに、夫である自分の方が料理に興味が出てきたのは思わぬ収穫でしたが)
毎日の料理、美味しくできれば勝手に上達するもんです。
そのために、興味をもつことが一番大切。
夫婦で共に人生を歩むと誓った方、たくさんおられることでしょう。
人生を共に歩むなら、夫婦でフェアな関係を築きましょう。初心忘れるべからずです。
妻に料理を求めるなら、まず夫が料理に興味をもつことからですよ?
家族みんなで楽しい料理生活をおくり、人生が豊かになる人が1人でも増えることを願ってます!
では。
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