PR

【現役の化学者が語る】化学を勉強したい大人が最初にやるべきこととは?

スポンサーリンク
※アフィリエイト広告を使用しています
化学
スポンサーリンク
「仕事で急に化学の知識が必要になった。でも、今から勉強するとして、何から手をつけたらいいんだ?」
 
 
本記事は、そんな悩みを持つ方へ、解決策を提案します。
 
 
どうも、おるなけです。
 
 
化学なんて、高校生の時に習った程度。いや、僕たち・私たちは、高校時代文系だったから、化学をそもそもやっていない。
でも、大人になって就活するなかで、もの作りしているメーカーがいいななんて思う。
 
化学メーカーはもちろんですが、食品メーカーなんかも、意外と化学の知識が必要になるんです。
 
 
さて今回は、求められる化学レベル別に、何から始めたらいいか、何をしたらいいかについてです。
よほど化学が苦手でも、勉強の情熱さえあれば、その知識は身になる
そう、わたしは信じています。

もし子供に教えたい、一緒に学びたいという人は【親子で学ぼう】苦手な化学がちょっと好きになるアニメとは?【化学者が解説】という記事を参考にしてください。
 
 
 

化学レベル1(高校~大学が文系の人向け)

例)メーカーの事務職(営業含め)

やること:化学用語に慣れる。やるなら単位を含めた復習を!

 
 
扱う資料にずらずらと並ぶ化学用語。ワケワカリマセン、という人へ。
 
結論をいうと、とにかく苦手意識を取り除く(化学用語を使うのが当たり前の状態になる)ことが大切です。
 
 
高校生は化学を知りませんが、覚えることである程度知識を身に付けていますよね?
大人にできないはずはありません。
 
スマートにやろうとするのではなく、愚直に覚える。触れる。そして慣れる。それが理解する事への近道です。
 
 
以前に、高校生向けの記事を書きましたので、そちらも参考にしてみてください。
このレベルで大切なこと、それは「習うより、慣れろ」ということ。
化学用語で分からないことをわかるようになるためには、ある程度の気合いでなんとかなるんです。
 
 
 
 
一方、取り扱う製品の化学式を見ても何がなんだか分からない人へ。
 
正直、化学式を覚える必要はないです。なぜなら、事務系の方は化学式で議論することは無いからです。
 
化学式は、それ事態が物質の性質や反応性を表しています。それを把握し、工程改善や開発をするのは、製品を作ったり研究開発する側の仕事です。
 
 
それよりも、製品が工場でどう作られているのか、どんなお客さんに買ってもらって、どんなところで役に立っているのか。
 
営業なら、その製品がどの程度の売り上げに貢献しているのか、将来性はどうか、といったように、俯瞰的な視点で製品の流れを意識するといいかと思います。
 
 
 
そうなったとき、何トン売れて、それは体積で言うとどのくらいで、密度は…といった「単位」計算が必要になります。
そのため、単位を一通り復習することが、仕事を進めるために必要なことになります。
 
 

化学レベル2(高校は理系、大学は文系の人向け)

例)メーカーの工場での製造 

やること:化学物質自体の性質を理解する。そのために、資格勉強を通して身になる知識を蓄えろ!

いきなりですが、ほぼ化学レベル1を網羅しておけば十分な人が多いかなと思います。
ただし、現場で製造に携わるのであれば、化学レベル1を把握した上で、これから書くことを参考にしてみてください。
 
 

もの作りで最も大切なこと、それは安全に安定生産すること

 
製造する側にその責任がある以上、中途半端な知識は、生産をストップさせることに繋がりかねません。(事故もその一つ)
身を守るためにも、化学の知識はあるに越したことはありません。
 
一方で、資格というのは、必要な知識がある程度網羅されています。
仮に会社で資格取得を推奨されているのであれば、その勉強をすることが、化学を理解することへの一番の近道になります。
 
 
わたしは、危険物取扱者(甲種)と公害防止管理者(水質一種)の資格を持っていますが、それは中途半端な気持ちで化学の仕事に取り組みたくないという思いで取得したものです。(実際、業務でも必要だったからですが)
 
 
また、もの作りの現場で仕事をする方に知っていただきたいこと。
それは、工場の方針を決める人や管理職になっている側の人間は化学をよく知っているということです。(恐らく大学で化学を専攻していた人が多いはず)
 
 
そんな人のもとで働く以上、化学は最低限知っておくに越したことはありません。(コミュニケーションの観点からも)
 
 
必要なら、本気で勉強する。これがこの化学レベル2の方には必要なことです。
 
 
周りに、勉強すること、資格をとることは身にならないと思っている人がいるなら、そんな人は放っておきましょう。
 
例えその人が勉強しても、それが身になることはないです。あなたとは違います。
 
 
そんなやつは置いて、先に行く!という気持ちを勉強のモチベーションにすることは、意外と大切です。
 
 

化学レベル3(高校~大学が理系だが、専門は化学以外の人向け) 

例)大学の専門とは全く異なる化学の研究開発職に配属

やること:大学化学を真剣に学ぶこと。ただし、一人で何でもやろうとしない、知り合いがいればその人に学ぶこと!いなければ行動する!

 
 
高校~大学は理系で大学での専門が物理系だったり情報系だった方、何故か(?)化学系の研究開発に配属された方。
また、化学系でも専門が全く違う部署に配属になった方。
 
 
 
 
 
ようこそ、化学の世界へ。(←何様のつもりだよ)
 
 
 
 
 
化学に慣れていない方は、とまどいと焦りがあると思います。いきなり知らない分野かよ…と。
 
しかも、配属部署によって必要な知識は異なります。
化学の中でも有機系、無機系、生物系など、それぞれの分野で研究開発する際、求められることは少しずつ違いますから、ますます意味わからなくなりますよね。
 
 
ただ、基本となることは大学の有機・無機化学(もっと言えば物理化学もですが)に集約されていると断言できます
 
化学をむちゃくちゃやって来た化学メーカ技術者が言うんだから、間違いないです。
 
 
じゃあ教科書読めばいいじゃん、という天才のあなた。
普通の人は初見で理解できるほど、化学は甘くないんです
 
 
凡人のわたしは、大学時代に授業を受け本気で勉強して、大学院入試も死ぬほど勉強して、ようやく知識として知った状態になりました。
そして、入社後も勉強し続けて、ようやく仕事として専門的に使えてるかな?というレベルです。
 
 
仕事がある方は、勉強に割く時間が無限にあるわけではありませんよね?
知識として知った上で、仕事に活用する。そのために如何に効率よく勉強するか。これが重要になってきます。
 
 
 
効率よく学ぶには、教えてもらうのが一番です。
メーカーに勤務されている方なら、周りに嫌と言うほど化学を専攻した化学者がいるはずです。
その人たちは、みんな化学が好きですから、素直に聞けば何でも教えてくれるもんです。
 
 
 
周りにいない方、インターネット上には人がたくさん棲んでますよね。
探せば化学をやっている人は山のように出てくるでしょう。
今の時代ならSNSを利用するのもアリです。
 
 
極論、私みたいなやつを利用するのも手です。その辺の人より、少しはまともに教えられる自信があります。
(私の家族には最強の化学者(妻)がいるので)
 
 
とにかく行動することが、効率よく勉強することなんです。
 
 
行動を躊躇している人は、参考書を買って読んでみましょう。驚くほど理解するのに時間がかかるのがわかるはずです。
 
そんなのは時間の無駄だということは、この記事を読んでいるあなたなら分かっているはずです。
 
 
化学レベル3習得には、大人ならではの経験と行動力が必要なんです。
 
 

さいごに

 
大人になって化学を勉強することになったあなた。
 
この記事を見ている時点で、勉強する気持ちはあると思います。あとは、熱量の問題。
 
本気で学ぶ気があるなら、必ずできるはずです。私は応援しています。
 
ちょっと裏技

動画で高校化学を復習するならスタディサプリの化学講座を見るのもアリ。通勤中に動画見るだけで基礎固めできますよ。

化学者がおすすめする2冊↓↓




隙間時間で勉強する方法はこちら↓↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました