次亜塩素酸水の正しい選び方とは?【化学者オススメの使用方法も紹介】

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次亜塩素酸水って除菌ができるって言うけど、実際どれを使ったらいいの?たくさんあってよく分からないんだけど。。

おるなけ
おるなけ

その疑問に、化学者の私が答えます。結論、「濃度」と「管理」と「使い方」さえ抑えればOK。オススメの次亜塩素酸水も紹介しますね。

本記事の内容
  • 次亜塩素酸水とはなにもの??
  • 除菌するための次亜塩素酸水の効果的な使い方
  • オススメの次亜塩素酸水と選び方

本記事の根拠

化学歴10年を越える化学者。普段は一部上場化学メーカーで開発をやっています。

次亜塩素酸水とはなにもの??

次亜塩素酸

次亜塩素酸水とは、「次亜塩素酸」を「水」で薄めたもののこと。実際は、次亜塩素酸を大量も水でとてつもなく薄めているものが次亜塩素酸水として使用されています。


めちゃくちゃ薄いのに、ウイルスや微生物に対する殺菌能力が高い。だから最近注目を集めている訳です。

次亜塩素酸水なら除菌水ジーア




濃度については、効果的に使う上で超重要になるので、後程改めて説明しますね。

次亜塩素酸水の殺菌効果は抜群【厚生労働省も認める】

次亜塩素酸水と聞くと、なんだか怪しいと思いがちですよね。


では、厚生労働省が出している「次亜塩素酸水」に関する調査結果を見てみましょう。すると、次亜塩素酸水には明らかに菌やウイルスだけを死滅させるというデータが報告されています。

厚生労働省のデータ(まとめ)
  • 各種微生物や食品にたいしての殺菌効果が認められる
  • 次亜塩素酸で処理したほうれん草には、残留塩素(←いわゆる毒)は残らない
  • 食品の栄養素(ビタミンC)を劣化させることはない

参考)厚生労働省HP

分かりやすく言うと、次亜塩素酸水は安全性が高く、食品の栄養素は分解しないけど、殺菌作用に優れる物質だと言うことですね。


ただ、人にたいしては微妙。大量に摂取しない限り害があるわけではないですが、体の中に入れるのは避けたほうが無難です。

次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリウムの違いは?

食器やふきんの漂白で使うハイターには次亜塩素酸ナトリウムというものが入っています。こちらも除菌能力が高い化合物。次亜塩素酸水と効果も似ています。



次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム、ややこしいですよね。ここでは、安全性と使用時の注意点の2つに分けて解説します。

安全性

次亜塩素酸水
  • 手荒れしづらい
  • 環境負荷が少ない
  • トリハロメタンが生成しない

(ウイルスの殺菌作用あり)

次亜塩素酸ナトリウム
  • 手荒れしやすい
  • 環境負荷が大きい
  • トリハロメタンが生成する

(ウイルスの殺菌作用あり)

ここでの違いは、それぞれのpHが関係しています。ハイターなどの次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性。アルカリ性だと、ナトリウムイオンが皮膚の脂とくっつくという性質があります。


(ハイターが手についたら、ぬるぬるになりませんか?あれです)


皮膚の脂とくっつくと、水に流れてしまうので、皮脂がなくなる。その結果、手荒れが起こるという訳です。


一方、次亜塩素酸水は中性~弱酸性。pHが水に近いので、皮脂とくっつくものがないので、手荒れの心配はありません。

トリハロメタンというのは、発ガン性のある物質。次亜塩素酸ナトリウムが有機物を酸化するときにでます。


これはpHが高いとき(次亜塩素酸ナトリウム)に多く、次亜塩素酸水では出ずらい、つまり安全性が高いということ。

使用時の注意点

次亜塩素酸水
  • 希釈せずに新鮮なうちに流水洗浄

次亜塩素酸ナトリウム
  • 希釈して、浸けおき使用

参考)厚生労働省 次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの同類性に関する資料

次亜塩素酸水→殺菌能力が高い分、成分が少ない

ハイターはご存じの通り、水にいれて浸けおきすれば殺菌効果がありますよね。でも、次亜塩素酸水でそれをやると、全く意味がありません。


なぜなら、殺菌効果のある次亜塩素酸はほんのちょっとしか入っていないから。しかも、次亜塩素酸はとても分解されやすいので、浸けおきしてもその場には残りにくいんです。



だから、次亜塩素酸水は使い方がすごく大切。これを理解しておきましょう。

除菌するための次亜塩素酸水の効果的な使い方

フラスコに垂れる水

さきほど解説したとおり、次亜塩素酸水は使い方が超重要。本当に除菌したいなら、効果的に使いましょう。

次亜塩素酸水の効果的な使い方
  • 自分で濃くしたり、薄めたりしない(製品をそのまま使うべし)
  • 濃度を忠実に守るべし

製品をそのまま使うべし

自分で調整するのはやめておきましょう。なぜなら、効果が半減してしまう可能性があるから。


例えば、水道水のなかには水以外の不純物も含まれています。次亜塩素酸水を水で薄めるということは、水道水の不純分と混ぜるということ。


次亜塩素酸水はその不純分と反応してしまうので、薄めた瞬間に有効成分が少なくなってしまいます。

濃度を忠実に守るべし

次亜塩素酸水の有効濃度は10~80ppm。これは、厚生労働省が効果を認めている濃度です。


次亜塩素酸水を使用する際は、必ずこの範囲に入るものを使いましょう

ppmとは、perts per million の略。次亜塩素酸水10ppmというのは、1kgの水に10mgの次亜塩素酸が含まれていること。

また、有効成分というのは、緻密な化学の計算の上で成り立っているので、自分でアレンジするのはNG。


濃い方がいいというのは化学素人の発想です。注意しましょう。

料理でも、調味料の分量を間違えたら、全く食べられないものになりますよね。次亜塩素酸水も同じ。「濃さ」が何より大切なんです。

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オススメの次亜塩素酸水と選び方

実験器具

オススメなのは、①濃度が 10~80ppm で決まったもの、②製品をそのまま使えるもの、この2つです。

1. 手軽なものならOXミスト

家でお試しする分には、OXミストがおすすめ。濃度も50ppmと最適な範囲に入っており、希釈せずそのまま使えます。


また、次亜塩素酸は分解しやすいのですが、OXミストは独自の特許技術で分解を抑えているので、しばらく使わない状態が続いても、効果が持続するという訳です。


ためしに使いたいというひとは、OXミストで除菌をしましょう。消臭にも効果があるので、ペットがいるご家庭に最適ですね。↓↓

安定化次亜塩素酸水 300ml 強力 消臭スプレー 除菌スプレー 除菌剤 (ミスト1本)

2. 大量に使うなら新鮮な次亜塩素酸「 jiia(ジーア)」

大量に除菌するなら、jiia(ジーア)がオススメ。濃度も60ppm、そのままつかえるものです。



特に、お店やオフィスなどで使う場合、除菌水はいくらあっても足りないので、大量に使える方がいいですよね。大量に使うことを考えると、コストはできるだけ抑えた方が無難。

OXミストは1L あたり 2000円ですが、jiiaなら9.6L で3900円(税抜き)


jiia は OXミストの 約 1/4 ~ 1/5 の価格です。圧倒的に低価格。



しかも jiia(ジーア)なら、新鮮な次亜塩素酸水を定期的に送ってくれるので、いつでも除菌能力が最適なものが使えます。


もししばらく使わないなという場合でも、長期利用を2ヶ月まで無料でスキップできるので、そこも安心。↓↓

除菌水ジーア公式サイト

ご家庭でも加湿器にいれて使用できます。加湿器は超音波式なら基本OKですが、詳しくはおうちにある加湿器の説明書をチェックです。

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おすすめの使い方は、部屋の消臭として。お客さんが来る前に次亜塩素酸水で空気をキレイにしてからおもてなししましょう。特にペットがいるご家庭。



ただ、人に対しては無害とは言い切れないので、使い方には十分注意しましょう。(イメージとしては、バルサンのように使うこと。そうすれば問題ありませんよ)


次亜塩素酸で、臭い物質を分解する、使ったら換気をする。


正しく使えば普通に安全です↓↓

希釈せずにそのまま使える次亜塩素酸水、除菌水ジーア

次亜塩素酸水で安心の空間をつくろう

キッチンを拭き掃除する手

次亜塩素酸水は正しくつかえば、除菌能力がある。これは科学的に証明されています。


使うときのポイントはコレ↓↓

  • 次亜塩素酸水はつかう濃度に注意(10~80ppm)
  • 水道水なんかで薄めない。薄めたら効果がなくなりただの水へ
  • 新鮮な次亜塩素酸水をつかう


除菌をするなら次亜塩素酸水を正しく理解して、賢く使いましょう。それが安心の空間作りに役立つはずです。



では。

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